ブックレット 「道州制」台風接近中!–四国エリアからの観測–

2006年2月28日、第28次地方制度調査会は「道州制に関する答申」を提出した。その内容は都道府県を廃止して、全国を9~13の区域に分け、道州制 に置き換えるというものである。アメリカの州の平均人口は約500万人であるから、これの2倍くらいの道州になり、まさに一国の経済規模と人口を有する世 界でも例を見ない巨大な地方自治体が生まれることになる。現在すすめられている地方制度「構造改革」のまさに総仕上げというべきであろう。

こうした動きに対する根本的な批判の書として、ブックレット「道州制台風接近中」は企画され、21世紀の日本の地方自治の「もうひとつの未来像」を提起しようとしている。

「道州制」台風接近中!--四国エリアからの観測--
「道州制」台風接近中!--四国エリアからの観測--

目次

  1. 道州制と四国4県の行財政改革
  2. 『四国の州都』をめざす高松市の行財政
  3. 市町村合併から道州制への動きのなかでゆれうごく自治体病院の社会的使命
  4. 「道州」制論の理論と問題点
  5. 全国知事会における道州制議論
  6. 資料編

頒価800円(A4判、70頁、2006年7月発行)